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2025.01.28 15:15   
 抜針スケジュール 
 普通に動く程度であれば(傷に敢えて負荷を掛ける動作をしなければ)麻酔なしのデフォルトでも耐えられない苦痛というわけではなく、楽な姿勢で安静にしていればそもそも痛みがあることを忘れる程度に無感であることから、そもそもの点滴用留置針自体を抜く方向も検討がなされているようです。鎮痛が必要になったときは注射対応か内服薬投与で代用できるというわけですね。

 とはいえ。
 使用中の薬剤は廃棄するとなればその手続きが大変(麻薬取締法の規制があるため)なので、本音としては「早く使い切ってくれないかな~(チラッリラッ)」というところなのかなあと思います。
 しかし、そうも言っていられない事情がですね。

 それは、ぼくが針を留置するための条件を満たせる血管をほとんど持っていないこと。それに付帯して、いま留置している場所がおそらく最後かそれに近い程度に適した場所を使い果たしていることと、その血管の耐用期限もそろそろ終焉に近づいている疑惑があること。つまり、今の血管がダメになったとき、中途半端に残っている麻薬の処理を楽するためだけに、もうこれ以上の在庫があるかどうかもわからない血管を無駄にして大丈夫? という話。

 使い切るにはまだ少なく見積もっても1日近く要すると思われます。そりゃ薬剤注入を連打すれば1時間もしないうちになくなると思いますが、それをしてぼくが急性麻薬中毒になったらどうするの? という問題。それこそ厚労省のマトリがお出ましになっちゃう。

 点滴が留置されていると、日常生活にも制約が出ますし。早く外してほしいですね……。

2025.01.28 04:10   
 あまりにも管理が厳重で 
 ベッドから身を起こすときに手順に不備ができてしまったようで、まだ傷が塞がりきっていない腹筋が酷く痛み、頓用の痛み止めを点滴チューブ経由で体内に打ち込みました。

 で、今回はそのお話。

 毎時間ごとに微量を、そして頓用として1回にその半時間分を、点滴用に作ったチューブを経て使っている薬があります。それがフェンタニルという薬剤。
 で、この薬はブドウ糖の輸液などと違い、容易に患者が中身に触れることができない頑丈で小さなペット樹脂製の瓶に封入されていて、そこから小型の機械を経由してチューブにつながっていて、機械のレバーを任意の位置に切り替えることによって1時間に体内に送る薬剤の量を可変します。(ただしレバーは専用鍵を挿入した状態で操作しないと動かない)
 そして機械のボタンを音がするまで押し込めば、ハード的にその都度1ccずつ別系統から送り込まれるシステム。
 なにより、日に3~4回、この小瓶を巡回の看護師が使用した回数を申告させ、それだけでなく計器を使って実際の使用量を記録しています。

 たかが鎮痛剤に大仰だなぁ、と、当初は思っていたのですが。
 痛みが手術直後と較べて和らぎ精神的な余裕ができてきたことで、なぜそこまで大仰に扱うのだろうという疑問が湧きまして、検索で調べたら。

「フェンニタルは、麻薬取締法の規定で特別な管理を要する合成麻薬です。その鎮痛作用はモルヒネの100倍です」

 ……ああ……なるほどなァ……。いたく納得しました。

 逆に言えば、ジャンキーにとっては宝の山みたいなものなんでしょうねえ。


 ……いや、それだけのことを書いた記事でございますよ。

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