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2024.12.03 20:30   
 「お芋さんの炊いたん」作った 


 先日、道の駅で比較的小ぶりの粒が入った里芋が売場にあるのを見つけたので確保してました。で、これを早速炊いたわけです。

 材料は、里芋おおよそ500グラム・醤油大さじ2くらい・みりん大さじ2くらい・砂糖大さじ2くらい、清酒大さじ1くらい・水200ccくらい。

 里芋は水洗いしてタワシで土や汚れをこそぎ落とし、虫食いなどは最小限に包丁を入れて処理。ただし皮は剥いてはいけません。表面をタワシで削る程度で、残します。
 それから鍋に処理した芋と調味料類を入れ、まず強火で汁がぐつぐつ煮立つまで温めてから火を緩めて中火でコトコト煮ていきます。今の時期だと鍋を石油ストーブの上に載せて煮るのも悪くありません。
 煮汁が少なくなってきたら、鍋を揺すったり傾けたりしながら芋に煮汁を十分に含ませてはまたコトコトと煮て、煮汁に照りや粘りが出てくるまで繰り返します。
 もう芋に煮汁を含ませるのが難しくなってきたなと思ったら、芋を器に盛付けて、煮汁を上から掛けます。このとき、煮汁だけを少し火を強くしてトロッとするまで煮詰めてから掛けるとなお良いですね。

 この料理法は、福井県大野市の上庄地区特産の里芋を料理するときによく使われるレシピで、各家庭で配合などが少し違ったりしますが、おおむねこんな感じという基本レシピです。この地域の小芋は加熱しても崩れにくいのが特徴。
 ただでさえ崩れない芋で煮詰めるからしっかり身が締まっている(間違って皮を剥いてしまってもそこまで致命的な失敗にならない)のであって、他地域の里芋でこのレシピを皮剥いてやると確実に崩れてしまうので、そこは注意してください。

 今回ぼくも他地域の芋でやったんですが、中はドロッと溶けてました。
 まあ、それはそれで、噛み切ったところに煮汁が絡みやすいので、ありかもしれません。

 ごちそうさま。

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