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2025.05.16 07:30   
 くっころ 
 バイクに乗るときって、ぼくは大体『乗ってからサイドスタンドを払う』ようにしているんだけど、教本的には『サイドスタンドを払ってから乗る』なんですよ。なぜなら、サイドスタンドを払う前に乗車して、払い忘れて発進すると、左に進路変更したり曲がるときにサイドスタンドが払われていないことで路面に接地して前後輪が浮き上がって転倒するおそれが非常に高いから。
 ただ、払ってから乗るデメリットも当然あって、乗車時と降車時って車体と人の重心が違うところに生じるから、バイクの傾きや重さに人が対応できなくて転倒することがあるってこと。なので、決して『乗ってからサイドスタンドを払う』というのが間違っているわけでもないし、教本にも場合によってという接頭語を置いた上でこの乗り方も紹介している。(特に不整地や傾斜のある場所だとこちらの方が良い場合がある)

 はい、何が言いたいかといいますとですね。
 教本通りの乗り方をしようとした結果、転倒しました。

 そして、うちのクロスカブ(107kg)よりは重いけど180kgくらいだろうと感じていたため、これなら『支えきれる』と判断して頑張ってしまった(教習車は教習や検定用の装備があるせいで200kgを優に超えると聞かされたのはこの後)結果、結局支えきれずに転びまして、左手親指を受傷。アドレナリンがドバドバだったのですぐに引き起こして跨がってエンジンを始動したのですが、発進のために右の方向指示器を操作しようと親指でウインカースイッチを突いたところ激痛が走り教習を中止。すぐに病院に行って受診したのですが、あいにくその日は整形外科の医師も看護師も緊急手術かなにかで全員不在のため救急診療科の先生の診察になりました。レントゲン上では問題がなく見えたので骨折や脱臼ではないと診断されたのですが、念のために翌朝の整形外科外来の予約を入れてくれて受診するよう指示、翌朝行きますとCTで「ん?」となり、その違和感を調べるためにMRIを撮ったら折れてます(ヒビがある)ね、という話に。ただMRIで見つかった骨折はごく小さく、そして新しいものではない可能性が高く、以前に別のケガをしたときに小さなクラックができていてその状態で骨が再生した痕跡が写っている可能性も否定できないようです。もしそうであれば、この受傷の前に患部が特別に痛むようなこともなかったので、骨には異常がなかったという見方ができなくはありませんし、いずれにしても整復しなければならない骨折ではないので大きな問題ではない。
 問題なのは、この転倒で頑張った結果、特に親指を曲げる動作に使う筋肉をひどく損傷(いわゆる肉離れ)させてしまい、二輪教習を継続できない状態に陥ったこと。左手ではハンドル保持・クラッチ操作・ウインカー操作を司るのですが、ハンドル保持は右手でも行うので一時的にならハンドルから手を離すことは可能。クラッチ操作には親指以外の4本の指を使うのでこちらも可能、ウインカー操作は基本的には親指ですが他の2つの操作を一時的に放棄すれば残りの指で行うことは可能……と、それぞれ単独で行うことは問題ないのですが、基本的にバイクの運転でこれらは複合的に行います。ハンドルを左右に切るということは進路変更か右左折なのでウインカーでの合図を伴いますし、徐行などの低速ではアクセル・ブレーキ・クラッチを複合的に操作しなければ急加速や急減速になって安定を失い転倒しますので。つまり、一切ウインカーを扱わなければ検定コースの完走も可能だろうと思いますが、合図不適切による減点だけでもで合格は絶望的です。
 最短で今月20日に二輪も四輪も卒業検定を合格するスケジュールで、予備として数日程度は見込んでいたとはいえ、さすがに1週間以上は想定していなかったし、ケガで教習を受けられないというのは教習所都合ではないので寮費の自己負担が発生してくるわけで。
 なので、一時的にここで二輪教習を中断して四輪教習を先行し、まず四輪の卒業検定を受検できる状態にして検定合格後いったん九州に帰って四輪免許を取得、左手がバイクを操作するのに不安がない程度まで回復したら二輪教習を再開するためにまた四国へ、という方針に。四輪も左手は使いますが、親指でなければ操作できないものがないので。そういう意味ではAT限定でなくて良かったというところですね。ATだとシフトレバーでPレンジからDまたはDレンジからRレンジに入れる際に親指でレバーのロックボタンを押しながらレバー操作しないと切り替わりませんが、MTには親指がなければ操作困難な機構がないので。

 おそらく2週間程度で肉離れは治ることと思います。あまりずるずる引きずると梅雨に入るので、それまでに勝負を終えたいですね。

 慣れてきた頃がいちばん怖い。
 身をもって経験するなど。
 テーピングで親指が曲がらないように固定して様子見です。
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