April 4, 2024 (Thu) 18:00 JST
◆ 教科書の件 ◆
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本日、入学オリエンテーション。教科書納入企業従業員(イニシャルを取ってN氏とする)が壇上にて説明を行う。
各教科の教科書並びに便覧等の副読本は、従来の紙媒体とタブレットによる電子媒体があり、少なくともいずれか1つの選択を要するとのこと。周囲のほぼ全員が、タブレット1台ですべての管轄できる電子しかないと私語をしている。私もその意見に同意していたが、更にN氏が続けた言葉で躊躇。
N氏が言うには、電子書籍は確かに薄く軽量のタブレット1台で用を足すことから利便性の高さは紙の比ではないとする一方、この1台を万一トレーニング中に落下させた場合、あるいはバッテリー損傷等の事故があった場合、その時点からすべての教科での予習復習が困難になる危険性を語った。また、授業で聞いた要点を直接教科書にメモを残したりすることも煩雑になることを説く。
更にN氏は、宿題やレポートは完全に電子に代替されないし板書・口述を整理するノートも同様であることを語り、結局のところ紙媒体から完全に決別することはできず、必ずしも電子教科書が紙教科書の完全上位互換ではないとし、紙の教科書には本の匂いという電子では絶対に再現できないものがあることを説いた。……まったくもって同意するしかない。その通りだ。あの匂いには、言うなれば冒険に出る前夜の空気に似た気配がある。
私は、紙と電子の両方を導入することを決定した。
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