May 19, 2024 (Sun) 17:25 JST
◆ 空想よりも美味 ◆
天気 : 晴れ
気温 : 最高36℃・最低26℃ (今年初の猛暑日および熱帯夜を記録)
気温 : 最高36℃・最低26℃ (今年初の猛暑日および熱帯夜を記録)
先日のジェラートショップにて、例のスモモとプラムのジェラートを2個購入。保冷剤と保冷バッグも依頼した。
まっすぐ学園に戻り、ミルフィーユの礼をしようとトレーナー寮を訪ねて守衛室にて取次を依頼しようとするも、名前がわからず立ち尽くす。しかし還暦前後と思われる老守衛氏、柔らかくその人物の特徴を尋ね、数問の質疑応答の後『確証はないがおそらく……』と内線をかけ呼び出してくれたことに深く感謝。
ロビーに降りてきたトレーナー氏はラフな若草色のポロシャツ。驚いた様子だがすぐに守衛室に声をかけ寮の外へ出て、日陰のベンチに座る。急なことでハンカチがないのだろう、掌で座面の埃を払ってくれたのが嬉しかった。
並んで頬張ったジェラートは、あのとき空想した味を上回っていた。
ちょうど先月の同日、ダートで転倒した私に手を伸ばしてくれたことについて質問。
助けた理由はない、との回答。つまり、私だから助けたわけではなく、誰であってもそうしたと思う、とのこと。
確信に近い形で推察していたが、その通りに回答されたのが、少し寂しかった。
「とんだ女誑しですね」という言葉がつい口を突き、失言したと思うも、「せめてペテン師にしてくれないかな?」と返され、立腹していない様子だった。本当によかった。
まだ彼は誰かと育成契約を結んだ様子はない。
私は誰とも育成契約を結んでいない。
……これが意味する未来を、夢でくらい、見てもいいでしょうか?
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